当社カード発行機に使用するカード品質基準
日本工業規格JIS X6301及びJIS X6302を最低限の要求事項とし当社の品質基準を満たしたカードで有る事。
1.カードの物理的特性に関する品質基準
(1)カードの材質はPVCとし、表裏面とも鏡面仕上げでヘアライン加工されていること。
(2)カード寸法及び反り、磁気テープの位置は次のとおりであること。
表1.カード寸法及び反り[mm]
項目 | 最小値 | 最大値 |
---|---|---|
長辺 | 85.47 | 85.72 |
短辺 | 53.92 | 54.03 |
厚み | 0.68 | 0.84 |
四角の R | 2.88 | 3.48 |
反り(カードの厚みを含む) | - | 1.5 |
表2.磁気テープ幅と位置[mm]
項目 | 最小値 | 最大値 |
---|---|---|
幅 | 6.3 | 6.7 |
A | 6.4mm以下 | |
B | 11.6mm以上 |
表3.磁気テープの保磁力
項目 | 保磁力 |
---|---|
低保磁力 | 51.7 ± 4.0 kA/m (650 ± 50 Oe) |
高保磁力 | 219 ± 20 kA/m (2750 ± 250 Oe) |
(3)カードの構成 4層構成で次の基準を満たしていること。
2.発行後におけるカードに関する「品質基準」
当社のカード発行機で発行したカードにおいて、次の品質基準を満たすこと。
(1)カードの凸面のすべての部分において、定盤の平面から最大距離がそのカードの厚みを含めて1.5㎜を超えないこと。
(2)温度18度~28度、湿度40~70%の環境において、重ねたカードの中から1枚のカードをどの方向からも容易に取り出すことができること。インプットホッパーに装填したカードがお互いに付着せず、1枚のカードがインプットホッパーから発行機内へスムーズに搬送できること。
(3)磁気情報の記録角度は、磁気ストライプと平行な上辺端に対して、90°±10′以内であること。
(4)磁気情報の平均記録密度は8.27ビット/㎜±4%以内であること。
(5)磁気情報の記録位置について、第1データビット(始め符号)の中心線はカードの左端辺から測定して5.0㎜以上、最終データビットの中心線は、カードの右端辺から測定し5.0㎜以上であること。
3.適非カードの特徴
適性 カード | (1)表裏共に鏡面仕上げで、ヘアライン加工があること (2)JIS X6305-1規定の試験での荷重によって生じる変形は13㎜~35㎜とし、 荷重を外した後1分以内に反りが1.5㎜以下であること (3)カードは4層構造とし、カード構造を形成する素材の構成層は、0.35N/㎜以上 の剥離強度であること |
非適 カード | (1)シール等が貼付されているカード (2)カード表面に0.1㎜以上の盛り上がりが有るカード |